こんにちは、だーこま(@daakoma201103)です♪
建築士学科試験合格おめでとうございます!
次は製図試験ですね!
6時間30分という限られた時間でプランを考え、図面を描き上げる…
正直「無理や…」と感じている方も多いのではないでしょうか?
私はR3年度一級建築士製図試験に合格しました
試験時は妊娠中。
つわりと闘いながらの試験でした
気分が悪くて作図スピードも頭の回転も落ちがち…
試験時は万全な体調であるとは限りません
他にも試験問題の解答に悩み、想定していたよりエスキスに時間がかかることも考えられます
目標は3時間以内!
最初は作図に7時間ほどかかっていましたが、最終的には3時間を切る(調子が良いとき2時間半くらい)までなりました
今回は製図試験でぜひ使ってほしいオススメ道具をご紹介します
参考になれば嬉しいです♪
必須アイテム!まずはそろえたい道具
気になる道具だけを見たい方はこちらからどうぞ!(目次からも飛べます)
オススメ道具たち
- 平行定規|MP-400LGⅡ
- シャープペンシル|グラフギア 1000
- 替え芯|ナノダイヤ
- 消しゴム|エアイン・MONO zero角型
- 三角定規|バンコのつまみ付き三角定規
- ペン類|フリクションペン
- 字消し板|ウチダのステンレス字消し板
- 三角スケール|takedaの副尺付き三角スケール
- テンプレート|ステッドラー・DRAPASのテンプレート
- 電卓|シャープ『EL-N431-X』
- 製図ブラシ|takedaの製図ブラシ(小)
- マスキングテープ|カモ井加工紙のmt
- 道具入れ|ハイタイドのPENCO
- ペン立て|HINEMOスタンドペンケース(Lサイズ)
- タオル|ハンドタオル(25㎝×25㎝程度)
- 養生テープ
- 勾配定規|ウチダの勾配定規
- コンパス|ウチダのKGコンパス
- お守り
平行定規
オススメはレモン画翠とマックス株式会社の共同商品の『MP-400LGⅡ』
\セール実施中!7月1日(金)〜10月8日(土)まで/
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私はレモン画翠の平行定規を使いました!
マックス製の違いはほとんどないので、買いやすい方で購入すれば良いと思います
オススメポイント
- とにかく軽い!
- スケールがしっかり固定できる
- 基線合わせがしやすい
①とにかく軽い!
重さが2.8kgしかないので持ち運びがとても楽です
オススメしている方が多いステッドラーの平行定規は4.5kgありました
試験当日、重い平行定規を持って移動なんてそれだけで疲れる…
無駄な体力を使わないためにも軽さは大切です
②スケールがしっかり固定できる
柱や階段などまとめて描くとき、定規を固定できるとずれないのでスピードが上がりました
そのため、しっかり且つ簡単に固定できるような操作性の良い平行定規を選ぶのがオススメ
上記の機能がついていたら簡単に固定できるので使い勝手が良いです
③基線合わせがしやすい
マグネットテープやマスキングテープを使って図面を固定しますが、
- 作図中に用紙が動く
- 基線がずれていることに気づく
そんな時に改めて図面の平行を取り直して作図するのは時間ロスです
本商品は「クラッチレバー」で±5mmまで基線調整ができるので、基線ずれに気づいても素早く修正できます
実は試験当日までフリーハンドで臨むか悩んでいました
つわりで気分が悪く、中腰で図面を描き上げられるか自信がなかったからです(背が低いので座っての作図がやりづらかった)
また試験会場によっては作業スペースが狭いため、平行定規を使わない方が良い場合もあります
私が受験した会場は、平行定規に対して机の奥行が狭く、力のかけ具合によっては平行定規が倒れました
人によって様々ですが、実際作図をしてみると平行定規を利用した方が
- 柱や壁をまとめて描ける
- 各階で同一位置に描く階段やPSなどの位置間違えが起こりにくい
- キレイに描ける(線を引く際、力を入れやすかったです)
などメリットがあり、フリーハンドより早く描けました
シャープペンシル
オススメはぺんてるの『グラフギア 1000』
私は0.7mmを使ってました
女性だと男性に比べると筆圧が弱いので、ちょっと太めのシャーペンを利用することをオススメします
オススメポイント
- 程よい重さ
- クリップを押すと芯が収納できる
- 汗をかいても滑りにくい
①程よい重さ
ペン先に程よく重さがあり、線を引く際ブレません
少し重ためなので人によっては疲れやすいかも
私にはこの重さが疲れにくく長時間でも描くのが楽しかったです
②クリップを押すと芯が収納できる
機能面にもこだわりたいところ。
試験が終わっても相棒として使い続けたいから!
設計者としてシャーペンはなくてはならない存在
本商品はクリップを押すと芯が収納できるのでスッキリ。
芯が出てると折れるわ、ポケットが汚れるわで大変ですからね…
けっこう重要ですよ、この機能!
③汗をかいても滑りにくい
試験当日は緊張しているで無駄に手汗かきます(笑)
なので滑りにくさって大事。
- 金属だけだと指が痛いしすべる
- ラバーグリップだけだとベタつく
しかし2つの機能があわさると汗をかいても滑りにくいしベタつかない…
長時間使っても不快感なしでした
線をメリハリを表すために太さの違うシャーペンを使う方もいますが、私はオススメしません
シャーペンを持ち変える動作が時間ロスにつながるからです
作図中シャーペンを適当に置いて探す時間ができてしまう
ただ個人的にはシャーペン1本で線の強弱をつけれるよう練習した方が作図効率UPにつながると思っています
替え芯
折れにくく描きごこちも良いシャー芯、uniの『ナノダイヤ』
試験元ではBまたはHB程度と言っていますが、男性より筆圧が劣る女性は2Bが良いです
携行品:黒鉛筆(HB又はB程度、シャープペンシルを含む。)
建築技術普及センター
オススメの組合わせ
女性:0.7mm×2B
男性:0.5mm×B
一級建築士試験の場合、記述は1時間で仕上げるのが目標ですが、細かい文字を書くのはメチャクチャ疲れます(後半疲れて書くスピード落ちます…)
なのでいつも使うシャーペンより少し濃ゆい芯を使うのが良いです
私は普段は0.5mm×Bを使っていましたが、製図の際は0.7mm×2Bに変えました
人によって筆圧は違うので、色々試して自分に合う組合わせを選ぼう!
消しゴム
消しゴムは2種類用意しておきましょう
メイン
細かく消したい用
作図中はほとんど『エアイン+字消し板』の組合せで使っていました
『MONO zero』は家具など細かい修正の時にちょこっと使ったくらい
試験当日は細かい修正までする時間はなく、ほとんど活躍しませんでした(エスキスに時間がかかりすぎました)
MONO zero は絶対角型が良いです
丸型はすぐ折れる上に本当に消したい細かい部分が上手に消せません
そのぶん角型だと角部分で細かい部分もキレイに消せます
三角定規
メインで使う三角定規は【つまみ】があるタイプがオススメ。
私はバンコの『つまみ付きの三角定規』を使っていました
メインの三角定規
サブの三角定規
オススメポイント
- 【つまみ】があることで持ちやすくスムーズに作図ができる
- 厚み(3mm)があるのでシャーペンが傾かず線が引きやすい
- お値段もお手頃
テンプレート機能もありますが、線を引くためのみで使っていました
柱や植栽はテンプレートを使う方が早く描けました
サブ(30°のみ使用)は、父が高校時代から使っているものを譲り受けて使っています(父も一級建築士です)
この定規を使うたびに「絶対合格するぞ!」と気合をもらってました
メインの三角定規だと長さが足りない時のみ使ってました
道具の持ち替えを減らすことでスピードアップ
スピードを上げるオススメ道具
ここからは合わせて準備したいスペードアップできる道具たちです
ペン類
ペンは断然フリクションペンがオススメ
メイン
マーカー
エスキスで使用
- 問題文の読み取り
- エスキス
- ゾーンニングの色分け
など消せた方が都合が良いです
メインのペンは多色ペンにすることで持ち替えの時間が削減できます
ちなみに淡い色のマーカーもありますが、色の識別がしづらいので濃ゆい色がオススメ
R3年度一級建築士試験の課題『集合住宅』ではこのように使っていました
メイン
黒 | エスキス:基本の線 |
赤 | 問題文:重要事項の注釈 エスキス:忘れがちな居室チェック |
青 | 問題文:面積計算や高さ計算 |
緑 | 問題文:敷地条件やアプローチなど注意したいこと エスキス:敷地や外交計画について |
マーカー
黄 | 問題文での重要部分 |
ピンク | 住居部分 |
青 | 非住居部分①(店舗や事務所など) |
オレンジ | 非住居部分②(あまり使わなかった) |
紫 | 設備関係(PSやESなど) |
緑 | 屋外空間や外構(駐車場・駐輪場など) |
サインペン(エスキス用)
黒 | 基本の線 |
赤 | 壁 |
「色分けは細かすぎると持ち替え時間がもったいない」と思いますが、エスキス中や最終チェックの際の
- 読み落としの防止
- ゾーンごとの重要事項の確認
がスムーズにできるので、ルールを決めて色分けする方が効率が良いですよ
字消し板
字消し板はこだわりはありませんが、こちらを使っていました
間違った部分を力を入れて消したい際は『メインの消しゴム+字消し板』の方が素早くキレイに消せます
筆圧を加えて線を引くので、力を入れて消さないと微妙に消し残りが出るんですよね…
筆者は雑な性格なゆえに繊細な動きが苦手です
ステンレス製のため平行定規にくっつきます
消す際に密着するのは良いのですが、はがしづらくなるので角を写真のように折って使っていました
三角スケール
三角スケールは30㎝(副尺付)を選ぶのがオススメです
私は『takeda』の三角スケールを使ってました
副尺があるタイプを使うことで、素早く寸法を出したい時小回りが効くので重宝しました
柱位置や寸法線の基準だしや駐車スペースを描く時など役に立ったよ
また色で縮尺を判断できるのでスピードアップにつながります
二級建築士試験
- 1/100:平面図や立面図
- 1/200:矩計図(1/20)
一級建築士試験
- 1/200:平面図や立面図
- 1/400:エスキス
試験で使う縮尺を確認した上で三角スケールを購入しましょう!
テンプレート
テンプレートは2種類準備しましょう
メイン
大きい円を描くとき
- 柱
- 植栽
- 家具
を描くのに重宝します
特に柱はテンプレートをつかうことで作図スピードが上がります
柱間のグリッドが一定なことが多いので、平行定規の「レバー式ブレーキ機能」で固定してテンプレートをスライドさせることで速く描けます
三角定規(テンプレート付)よりテンプレートの方が小回りが効くので使いやすいよ
植栽・家具についてはフリーハンドでも描けますが、線が細くなりがちな女性はテンプレートで
- 素早く
- キレイに
- 力強く
描けるので使う価値があります
電卓
電卓は長年こちらを使っています
GENTOS『D-2105T』
元々は建設業経理検定を受けるために買いました
学生時代に3級を取得したから、かれこれ10年選手…
- 文字盤の見やすさ
- ボタンの押しやすさ
が気に入って使っています
面積算定用しか使いませんが、オシャレさや安さを優先してはいけません
- 問題読み取り後
- エスキス後
- 作図終了後の最終チェック
思ったより何度も計算します
試験中は緊張や焦りで思ったより計算ミスします
普段しないようなミスをやりがち…
そのため、手になじむ電卓選びは重要
違う電卓ですがこちらもオススメです(私が使っていた電卓は廃盤になっていました)
製図用ブラシ
製図用ブラシは【takeda】がオススメです
- 手に馴染みやすいサイズ感
- 細かい消しカスもしっかり掃ける馬毛の硬さ
ものを選びましょう
お値段もお手頃で使い勝手の良い『takedaのブラシ』は本当にオススメです
マスキングテープ
平行定規に問題用紙を固定するために使うマスキングテープ
私はテンション上げるためにカモ井加工紙の『mt』を使っていました
設計職に人気?
猫かわいい
かわいいは正義!
製図用紙はドラフティングテープで固定するのが一般的です
みんな大好きドラフティングテープ
もちろんドラフティングテープも使いやすくオススメなのですが、
- 用紙をしっかり固定できる
- 用紙を剥がす時に破けない程度の粘着力
- マスキングテープだと指で簡単に破ける
- ドラフティングテープよりコンパクト
- かわいいは正義(2回目)
という理由でマスキングテープを利用しています
お値段もお手頃だしね
学科試験も終わり製図試験に向けて勉強を始めたのは良いけど、早く遊びたい!自由になりたい…と一度はモチベーションが下がります(私だけでしょうか…?)
せっかくなら気分が上がる素敵なアイテムを使って乗り切りましょ
\あなたの好きなマスキングテープに出会える/
道具入れ
道具入れがあることで作図中の探し物が減りスピードアップにつながりました
定規など
ペン類
仕事でも作業効率を上げるために整理整頓の重要性を伝えてますよね
製図試験も同じです
当初は必要性を感じず使っていませんでしたが、いざ準備してみると作図にかける時間が減りました
せめてよく使う道具だけでも配置は決めたいところ
ハイタイドの道具入れは実は三角定規が収まっていないのですが、道具の定位置を決めたいだけなのでOK
ペンスタンドを購入して臨む方もいらっしゃいますが、試験後も使いやすいスタンドタイプのペンケースがオススメです
HINEMOのペンケース(Lサイズ)は
- ポケットも多く、なくなりやすい消しゴムなどの保管に適している
- 布製なので、ペンをたくさん収納しやすい
と使い勝手が良かったです
こんなにたくさん入れてもちゃんと閉まるよ!
詰め込みすぎでは…?
あったら便利?念のため準備したい道具
ここからはあったら便利な道具をご紹介
なくても問題はないのですが「念には念を…」で準備をしたい道具たちです
タオル
定規やテンプレートが汚れた際にあると便利なタオル
サイズはハンドタオル(25×25㎝程度)が使いやすいです
あまり大きいと場所を取るし小さいと拭きづらいもんね
あわせてウェットティッシュを持ってきている方もいました
コロナ禍なので除菌タイプのウェットティッシュを準備したいところ
道具の汚れを取る以外にも手汗(試験中は緊張で手汗かきます)を拭くためにもあると便利でしたよ
養生テープ
試験会場によっては机が小さいため、平行定規を固定するための道具が必要な場合があります
私が受験した大分県(大分県芸術短期大学)は机の奥行が狭く平行定規が納まりません
机の奥行は40㎝程度でした
体重のかけ方によっては平行定規が傾き、作図効率が落ちます
そのため固定するために養生テープを準備している受験生が多かったです
もちろん机を傷つけないことが大前提です
粘着力が強すぎず剥がしても机が傷つかないモノを選ぼうね!
勾配定規
勾配定規は二級建築士試験の際に使い、念の為一級建築士試験でも準備しました
こちらも父からのお下がりをいただいて試験に臨みました
平行定規にあてた状態で使いたい角度で線が引けるので作図しやすいです
- 立面図や断面図の屋根勾配
- 矩計図の材料の模様
などを描く際に便利です
- 屋根勾配は勾配高さを算出して位置出しできる
- 矩計図の材料の模様はある程度適当でも問題ない
ので、絶対に必要ではありませんが図面のクオリティを上げたい方にとってはオススメしたい道具です
コンパス
コンパスは念の為こちらを準備していました
ただ、試験では使う機会はありませんでした
テンプレートでは表現できない大きな円を描く際にあると便利ではありますが
- そもそもそんな大きな円を描く機会はほとんどない
- もし描くにしてもフリーハンドでOK
のため勾配定規と同じで、より図面をキレイに描きたい方は持っておいても損はないかもしれせん
お守り
最後は願掛け…笑
私にとってお守りは
- モチベーションアップ
- 試験時の不安な気持ちを打破
できたので心強い存在でした
もちろん試験は運でどうにかなるものではありません
しかし勉強すればするほど不安になるのが建築士試験。
ちょっとでも気持ちが楽になるなら準備してみるのもアリかも
MONOの巨大消しゴムは一級建築士に合格した方から譲り受けたもの
ご自身の試験時のゲン担ぎで準備したのだとか…!
構造一級建築士も取得されているすごい方です
大きいので
- 転がらない
- 存在感を残せる(試験採点者に図面の印象が残るよう願掛け)
- こんな大きい消しゴム…なんか笑える(リラックス効果)
などの理由が込められているそうです
私自身も不安や緊張で押しつぶされそうになりましたが、この消しゴムを見ると安心できた気がします
おわりに
製図試験は道具選びも大切
今回ご紹介した道具たち
- 平行定規|MP-400LGⅡ
- シャープペンシル|グラフギア 1000
- 替え芯|ナノダイヤ
- 消しゴム|エアイン・MONO zero角型
- 三角定規|バンコのつまみ付き三角定規
- ペン類|フリクションペン
- 字消し板|ウチダのステンレス字消し板
- 三角スケール|takedaの副尺付き三角スケール
- テンプレート|ステッドラー・DRAPASのテンプレート
- 電卓|シャープ『EL-N431-X』
- 製図ブラシ|takedaの製図ブラシ(小)
- マスキングテープ|カモ井加工紙のmt
- 道具入れ|ハイタイドのPENCO
- ペン立て|HINEMOスタンドペンケース(Lサイズ)
- タオル|ハンドタオル(25㎝×25㎝程度)
- 養生テープ
- 勾配定規|ウチダの勾配定規
- コンパス|ウチダのKGコンパス
- お守り
当時は妊娠中。
つわりと闘いながら試験に臨みましたが、道具選びを重視したことで作図効率も上がり合格につながったと感じています
もちろん試験対策として練習量の多さは重要です
しかし、それと同じくらいに自分にあった道具を使うことでさらに合格率が上がります
選んだ道具が合わないかな…?と感じたら思い切って替えてみましょう!
合格を勝ち取ることを願っています!
最後まで読んでいただきありがとうございました
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