こんにちは、だーこまです♪
今回はおすすめ本の紹介をします!
先日、読了後に思わずツイートしてしまいました
読み終わってキャー!という謎のハイテンションに襲われた本をご紹介したいと思います!
ネタバレしないようにまとめました!(多分大丈夫なはず・・・)
安心して最後までお読みいただければと思います
そして、多くの方が本書に興味を持っていただければ嬉しいです
まずはざっくり概要を!
総理の夫 First Gentleman(新版) | 原田マハ著(実業之日本社)
「待ったなし」の日本に、史上初女性&最年少総理誕生
20××年、相馬凛子は42歳の若さで第111代総理大臣に選出された。鳥類学者の夫・日和は、「ファースト・ジェントルマン」として妻を支えることを決意。妻の奮闘の日々を、後世に遺すべく日記に綴る。税制、原発、社会福祉。混迷の状況下、相馬内閣は高く支持されるが、陰謀を企てるものが現れ……。凛子の理想は実現するのか?感動の政界エンタメ!
「総理の夫」内容紹介
今年の秋に映画化が決定する本です
おすすめポイントのご紹介
タイトルを見るかぎり政治の話っぽい。けど全然難しい本じゃなかった!
「本日は、お日柄もよく」を読んでから、原田マハさんにどハマりした私ですが、
政治の話か
難しそうやわぁ…
と、本屋さんで見かけるたびに興味はありながらも、買わない。を繰り返していた本です笑
ましてや約450ページもあるので、結構読むの大変でない?
実際読んでみましたが、政治は詳しくない私でもとても楽しく読めました!
政治に詳しくない人でも読みやすいポイントは5つ
- 架空の政党でのお話なので、今の政治のあれこれ知らなくても何1つ問題ない
- 一般人である「日和の書く日記」という形で物語が進ので、難しい政治の話はほとんどなくイメージしやすい
- 政界では、こんな戦い?があるのか・・・と純粋に物語感覚で読める
- そもそも原田マハさんの文章が明快なので、スラスラ読みやすい
- どの登場人物も魅力的で、「こんな人いるよね」と共感しながら読み進められる
ぜひ、「政治の話だ・・・」と気負いせず手に取ってみることをおすすめします
そして私は一気に読みました。年が変わるのも忘れるくらい集中して・・・
「言葉っていいな」と改めて感じた1冊です
私が原田マハさんにハマったきっかけの本でもあります!
お気楽なOL、二ノ宮こと葉は、密かに片思いしていた幼なじみ・今川厚志の結婚披露宴で、すばらしいスピーチに出会い、思わず感動、涙する。伝説のスピーチライター・久遠久美の祝辞だった。衝撃を受けたこと葉は、久美に弟子入り、「言葉」の修行を始める。成長したこと葉は、父の遺志を継いで初めて衆議院選に立つ、厚志の選挙を手伝うことになるが……!? 人と人とを結び合う言葉の限りない可能性をハートフルに描いた青春小説
「本日は、お日柄もよく」内容説明
日和・凛子の夫婦の関係性がとにかくステキ!
ちなみに本書を読んで好きなところは、
日和・凛子の夫婦の関係性です
日和目線で話が進むので、時に「凛子さん、もう少し優しくしてあげなよ!」と言いたくなるところもあるのですが、彼女の葛藤や大変さも伝わってくるため、2人とも応援したくなりました
がんばって!がんばってー‼︎
凛子が総理になり、夫婦の時間はほとんど取れない中、2人の会話からお互いの信頼関係を感じる描写はたくさんありました
例えば、物語はじめの文章の中で、日和がこんな風に語っています
ときとして彼女は、私に尋ねることがある。「ねえ日和クン、私、こんなことをやろうと思うんだけど、どうかな?」。そんなとき、私はどんなに心底驚いていても、その驚愕をグッと胸に秘めて、決まって返すのだ。「いいね、やってみれば?」と。
だって君がいいと思ってやろうとしていることは、良いことに決まってるだろうから。少なくとも、君と僕にとっては。そんなふうに言ってやるのだ。
「総理の夫」 p8-9
また、凛子の言葉の中でこんな一文があります
左手の薬指には、プラチナの指輪がにぶい光を放っている。そっけないほどシンプルな、結婚指輪。
〜(中略)〜
だけど、このさき、ささやかな光が必要になることもあるでしょう。
私がこれからやろうとしていることは、想像もつかないくらい大変なこと。とてつもなく大きく、荒れ狂う海を、小さな船で越えていこうといているの。
時には波にさらわれそうなときもあるかもしれない。暗い夜の中で、航路を見失うことも。
そんなとき、灯台になってくれたらうれしいな。
どんな小さな光でも、私には見える。
日和クン。あなたが放つ光ならば
「総理の夫」 p290。
日和は凛子を尊重して、凛子は日和を信頼しているのが伝わってきませんか?
誰からみてもカッコイイ凛子。働く女性のスタイルとは
私の悩みにもリンクしているのですが、
働く女性としての凛子のスタイルは?
私もどちらかというとバリバリ働きたい人間です。
きっと本書の興味を持った人も、総理大臣という代わりのきかない職業を女性がこなすというのはどうなんだろう?と感じたのではないでしょうか。
ちなみに、凛子はめちゃくちゃかっこよくて憧れます!
ちなみに、日和と凛子は結婚して10年あまり。
生活は、基本的には自分たちのことは自分でする。
ただし忙しい2人なので、家政婦の下村さんに掃除や洗濯、宅配便の受け取り、買い物などの家事をお願いしている状況です
夫婦共働きだと、どうしても家庭のことは中々まわらないので、家事代行を利用いている方も多いですよね。
夫婦仲は良好ですが、仕事にやりたいことに色々あれば、さらに子供となると大変だと思います
実際2人には子供はおりません。
子供がいないことが決して悪いことではありません。
しかし、凛子が掲げている所信表明の1つに「少子化と雇用の問題」についてもあったので、彼女はどのように体現するんだろう、と期待しながら読んでいました
ただ、中々本書でその話出てこないんですよね・・・
やっぱり、仕事と家庭の両立、ましてや子供となると難しいのでしょうか・・・?
しかし、ちゃんと原田マハさんはしっかり書いてました!
本書のメインは、凛子が日本を変えるためにやりたいことを実現するために、どのように戦っていくかなので、最後の方で触れられています
ちなみに、どこも激アツなので、全部読んでいただきたいのですが、p 395から読んでいただければその辺の話はわかります
(書きたいけど、ネタバレなので控えます)
ちなみに母について書かれた部分で、心打たれた文章があるので、それだけ・・・
日に日に、お腹の中で、小さな、小さな命が育っていく感覚がある。この命は、自分が産みさえすれば、人間になって、人格をもち、成長して、社会にはばたく。そういう可能性の、希望の種なのだ。
母になって、命を育む。それは、人間として、女性として、ひょっとすると、どんなことよりも大切な「仕事」なのではないか。
「総理の夫」 p387
私自身もすごく将来は子供を産んでお母さんになりたい気持ちはあります。
しかし、やりたいこと、ましてや責任を持ってしている「仕事」との両立はとても難しいこと。
職場の人にも迷惑かけちゃうし、子供が健やかに育つかわからない・・・
どちらを優先するのか選択せねばならない時はくるのだと思います。
働いていて、そしてまだ子供がいないからこそ不安なのかもしれません
ただ、この言葉を読んで、少し方の力が楽になりました
もし、あなたが仕事と家庭で悩んでいるなら、ぜひ読んでほしい
その他にも本書の中で素敵なメッセージがたくさん詰まっていて、あたたかく、そして清々しい気持ちになれると思います
登場人物のキャラがみんな魅力的!悪役も良いんです!
ちなみに本書で出てくる人物についてですが、魅力たっぷりなのでおすすめです
日和の母。相馬崇子が特に魅力的でした
また、悪役が良いんですよ、悪役が・・・
物語上悪役の名前を書いたらネタバレになっちゃうので、書けない・・・書けないのですが最後にわぁ!っとなりました
原田マハさんのキャラはどうしてこうもみんな魅力的なのしょうか・・・
最初はなんか嫌い・・・というキャラもみんな個性があってキラキラしているんですよね
あと、「本日は、お日柄もよく」で出てきた、伝説のスピーチライターの久遠久美も出てきたのは個人的に激アツでした!
まとめ
想いを込めすぎました・・・
あまり長く書きすぎると、ネタバレしまくりそうなので、この辺で・・・
まだ読んだことがない方は映画館で見るのを待つのではなく、ぜひ読んでみてください!
個人的に原田マハさんの本をこれから読み込みたいので、おすすめがあったらぜひ教えてください
それでは、また!
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